Amazon のお手軽 VPS サービスの「Lightsail」は、WordPress のインストールも bitnami という便利なライブラリを利用することでマウスクリックだけでお気軽にできてしまいます。

また、WordPress が動作する PHP のバージョンは PHP 5.6.20 以降となっていて、Lighsail は当然そこはクリアしていて自分が利用していた Lightsail インスタンスでは(細かい数字は忘れたのですが) 7.0系で動作そのものは問題無かったのですが、セキュリティ的にはもうちょっとバージョン上げてね、という警告が WordPress のダッシュボードに常に表示されている状態でした。

じゃあ PHP のバージョンアップをしてみるか、と思って調べてみたら Lightsail の bitnami で構築した WordPress 環境での PHP は npm とかを使って簡単にバージョンアップは出来なかったんですね。

いろいろ調べてみたもののあまり「これ!」といった情報も無く、唯一、

いまのデータをまるっとバックアップして、Lighsail で新しいインスタンス作ってそちらに移植したら良いよ。

的な情報が有り、「ま、それが手っ取り早いか」ということでチャレンジしてみました。

既存インスタンスのデータバックアップ

テーマ、プラグイン、アップロードファイル等

WordPress のテーマやプラグイン、アップロードしたファイルのデータは

/opt/bitnami/apps/wordpress/htdocs/wp-content

のディレクトリ内に入っているのでこちらをバックアップしておきます。
自分の場合は Filezilla で接続してダウンロードしましたが、Linux コマンドに慣れているのであれば tar.gz でまとめて圧縮してダウンロードするのも良いと思います。

データベース

mysqldump を使ってデータベース全体のバックアップを取ります。

mysqldump --single-transaction -u ユーザー名 -p パスワード > ファイル名

ユーザー名とパスワードは wp-config.php に記述されているので、そちらを参考にしてください。
細かく言うと DB 名やテーブル名も指定すると良いですが、今回は DB は WordPress にしか使っていないので全体をバックアップしています。

新しいインスタンスを作成

Lightsail で、WordPress がインストールされたインスタンスを作成します。

データの復元

wp-content 内のファイルをアップロード

バックアップしていた wp-content ディレクトリ内のファイルを、同じ

/opt/bitnami/apps/wordpress/htdocs/wp-content

ディレクトリにアップロードします。
Filezilla でアップロードすると、パーミッションやファイル所有権の設定を変更しないと WordPress の管理画面からプラグインやテーマ、翻訳ファイルの更新でエラーが発生する可能性があります。

languages
plugins
themes
uploads

ディレクトリとその中のディレクトリは、パーミッションを 775、所有者/グループを daemon/daemon
ファイルはパーミッションを 664、所有者/グループは同じ daemon/daemon
にします。

パーミッションと所有者/グループは tar.gz から復元する方法だと維持してくれているかもしれないので、勉強ついでにチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。

データベースを復元

新しいインスタンス側に mysqldump で作成したバックアップファイルをアップロードして、

mysql -u ユーザー名 -p パスワード < ファイル名

で復元します。こちらはこのコマンドだけで復元完了です。

その他

以上で移行の基本的な流れは終了です。

他にも独自ドメインや SSL、リダイレクト設定などを行っていた場合はそれらも新インスタンス側で改めて設定を行ってください。

ちなみにこれで PHP のバージョンは 7.3.14 になりましたが、すぐに 7.4 が出て警告は出ないもののちょっとモヤッとした気持ちになってしまいました。


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