Lightsail では WordPress のインスタンスが用意されているので、設置そのものは何の苦もなくできてしまいます。
しかしながら、インストールしてすぐの状態では WordPress からメールを送信することができないので、パスワードを忘れてしまった場合のリマインダーや「Contact Form」といったメール送信機能を使うプラグインが動作しません。
当然サーバーで適切な設定をすれば良いのですが、もっと手頃な方法として Gmail の SMTP を利用する方法があります。
プラグイン「WP-Mail-SMTP」を使う
SMTP を使用するためには、プラグイン「WP-Mail-SMTP」を使用します。このプラグインは標準でインストールされていますが、有効化されていないので有効化しておきます。
「WP-Mail-SMTP」を設定する
[設定 > メール] メニューからプラグインの設定をします。
SMTP Host | smtp.gmail.com |
---|---|
SMTP Port | 465 |
Encryption | SSLを使用する。 |
Authentication | はい: SMTP認証を使用します。 |
Username | Gmailアカウント名 |
Password | アプリパスワード |
アプリパスワードは Google アカウント情報の [ログインとセキュリティ > Google へのログイン > パスワードとログイン方法 > アプリ パスワード] で設定します。
設定する名前は自由ですが、WordPress で使うので [アプリを選択 > その他 (名前を入力)] で「WordPress」として [生成] ボタンを押すとパスワードが生成されるので、そのパスワードを控えて WP-Mail-SMTP の Password に設定します。
管理コンソールのセキュリティ設定を変更する
まだこの時点ではテストメールを送信しても、Gmail のセキュリティに引っ掛かってエラーになってしまうので、最後の一押しで Google 管理コンソールからアプリのセキュリティ設定をします。
[管理コンソール > その他の設定 > セキュリティ > 基本設定 > 安全性の低いアプリ]
に移動して「安全性の低いアプリの管理をユーザーに許可する」にチェックを入れます。
これで設定が終了しました。
もう一度 WordPress の [設定 > メール] からテストメールを送信してみましょう。
管理コンソールの設定にもある通り、Gmail にとっては WordPress から SMTP にアクセスするのは安全性が低い扱いのようですが、PHP の mail() 関数などが使えない環境でもこの方法は使えるので、手段の一つとして覚えておいて損は無いと思います。
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